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「再び沖縄を戦場にすることに断固反対」 沖縄戦元学徒が声明

日米両政府が南西諸島の防衛強化の方針を打ち出す中、沖縄戦に動員された元学徒でつくる会が「再び沖縄を戦場にすることに断固反対する」と声明を発表しました。

声明を出したのは沖縄戦に動員されて生き延びた県内21の学徒隊の生存者が2019年に結成した「元全学徒の会」です。

声明では政府が中国を念頭に軍備増強を進めていることについて「自ら戦争を引き起こそうとしているような状況が戦前と重なる」と危機感を示しています。

この上で「戦前に戻るかのような政府の動きを見過ごすことはできない」として「ミサイル配備をはじめとする自衛隊増強と軍事要塞化で再び沖縄を戦場にすることに断固反対する」と強い意思を示しました。

沖縄戦で家族や友人を失い心に深い傷を負いながら戦争の悲惨さと実相を語り継いできた学徒たちは「命をなによりも大切にすること、平和が一番大切だという沖縄戦の教訓を守ってもらいたい」と訴えています。

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