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小児科「発熱外来の6割がインフルエンザ」 小児の重症化に注意
沖縄県内では子どものインフルエンザへの感染が多く、小児科医は重症化の予防と感染対策の徹底を呼びかけています。
今月2日から8日までの1週間に県内56の医療機関で報告されたインフルエンザ患者の数は995人で、このうち5歳から14歳までが3割以上を占めています。
沖縄市のアワセ第一医院では発熱外来を訪れる6割以上の子どもがインフルエンザに感染しているといいます。
患者の急増で検査キットや薬の供給も追いついていません。
▽アワセ第一医院小児科・浜端宏英医師
「喉の痛み止めとか、先週で在庫が無くなりました。検査キットも今はインフルエンザの単独キットが無いんです」
インフルエンザに感染した子どもが重症化すると脳症や心筋炎になる恐れもあります。
▽アワセ第一医院小児科・浜端宏英医師
「非常にぐったり、意識がなくなるとか痙攣、何回も嘔吐する。嘔吐が頻回だと要注意です」
浜端医師は症状が重い場合は速やかに医療機関で受診するよう呼びかけるとともに、重症化を防ぐために基本的な感染対策とあわせて積極的なワクチン接種を呼びかけています。
県はインフルエンザが子どもを中心に流行していることを踏まえ、中学生以下の発熱者を対象にインフルエンザと新型コロナウイルスの検査を同時に受けることができる臨時の検査センターを南風原町に設置します。
検査センターは15日と22日、それに29日のいずれも日曜日の午後5時から午後8時まで受け付けていて、検査を希望する人は県の発熱コールセンターに連絡するよう呼びかけています。
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