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高校生失明 警察署襲撃事件を”主導した”とみられる22歳の暴力団構成員の男を逮捕

去年1月、オートバイを運転していた男子高校生が警察官と接触して失明したことに端を発し、若者らが沖縄警察署に石などを投げつけ窓ガラスや警察車両を破壊した事件で、警察は22歳の男を逮捕しました。
去年1月、沖縄市の路上でオートバイを運転していた男子高校生と男性巡査が接触し、男子高校生は右目を失明する大けがをしました。
その後、高校生が警察官に警棒で殴られ失明したという情報がインターネット上で広まり事実の公表を求めておよそ400人の若者らが警察署に集まり、その一部が石などを投げつけ庁舎や車両を破壊しました。
警察はこれまでに襲撃に関わったとして少年ら7人を暴力行為等処罰法違反の容疑で書類送検していて、17日指定暴力団旭琉會沖島一家構成員の岩下侑夢(22)容疑者が事件に関与した疑いが強まったとして、暴力行為等処罰法違反の容疑で逮捕しました。
警察は岩下容疑者が事件を主導したとみています。
関係者によりますと岩下容疑者は襲撃事件の後に旭琉會の構成員になったということです。
また、失明した高校生は岩下容疑者と面識はないということです。
高校生が失明した事件をめぐり警察は警棒を持った状態で高校生につかみかかろうとしてけがをさせたとして、去年11月に男性巡査を特別公務員暴行陵虐致傷の容疑で書類送検しています。
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