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PFAS汚染 参議院特別委「しっかり取り組む」

沖縄を訪れている参議院の沖縄・北方問題特別委員会の議員団は、有機フッ素化合物PFASによる汚染を巡りアメリカ軍基地への立ち入り調査の実現などに向けて政府に働きかける姿勢を示しました。

17日から沖縄入りしている参議院の沖縄・北方問題に関する特別委員会の議員団は18日、普天間基地に隣接する宜野湾市の小学校を訪れました。

市民団体「宜野湾ちゅら水会」が去年小学校で実施した土壌調査ではアメリカのスクリーニング基準のおよそ29倍のPFOSが検出されていて、議員団はちゅら水会の説明を受けながらフェンス沿いにある基地内の水路などを視察しました。

▽宜野湾ちゅら水会・照屋正史さん
「法律が国内の法律・基準そういったものを早めに整備していただいて、県と宜野湾市含めて国の皆様に協力いただいて、この問題を解決していただきたい」

また、去年独自で血中濃度を調査した団体はドイツの健康基準を387人中27人が超えていた結果を報告し「命に関わる問題に国を挙げて取り組んでほしい」と訴えました。

▽宜野湾ちゅら水会・町田直美さん
「一緒に子どものために行動できたらと思っています。皆さんに期待しています」

▽沖縄・北方問題に関する特別委員会・三原じゅん子委員長
「皆さんからの情報を持ち帰って私たちの委員会の中で議論をしていかなければならないと思いますので。しっかり取り組むように頑張ってまいりたい」

三原じゅん子委員長は市民の不安を強く感じたと述べ、アメリカ軍基地への立ち入り調査の実現などに向けて政府に働きかけていく考えを示しました。

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