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ノーベル賞受賞者も講演 沖縄科学技術大学院大学で沖縄懇話会を開催
経済界のリーダーが沖縄の発展について話し合う「沖縄懇話会」が18日に開かれ、去年ノーベル生理学・医学賞を受賞したOISTのスバンテ・ペーボ教授が特別ゲストとして講演しました。
沖縄懇話会は本土との経済格差を縮めようと沖縄と本土の財界人が手を取り合い1990年に発足しました。
今年は沖縄懇話会が設立に大きく関わり開学から10年を迎えた恩納村の沖縄科学技術大学院大学=OISTで行われました。
基調講演では前の学長で現在はOISTの特別顧問を務めるピーター・グルース博士が登壇し「産学連携を進め、OISTをイノベーションの拠点にしていきましょう」と呼びかけました。
またノーベル生理学・医学賞を受賞後も初めて来日したスバンテ・ペーボ教授が受賞内容を講演しました。
▽ペーボ教授
「なぜこの研究するのか、それはネアンデルタールというのは現生人類に最も近い存在です。ネアンデルタール人を生物学的、遺伝学的に調べていけば今の人類がわかってくるのです」
このほかOISTの研究者が産学が連携した実証実験や研究の成果を紹介し、参加者は科学技術がもたらす県経済の発展に思いをめぐらせているようでした。
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