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イナムドゥチにジューシーも 琉球料理伝承人を認定

琉球料理を普及継承する担い手を育成する講座が開かれ、新たに13人が琉球料理伝承人に認定されました。

今回の受講生が4期生となる「琉球料理担い手育成講座」には調理師免許や10年以上の実務経験を持つ13人が参加し、琉球・沖縄の食文化や調理方法について学んできました。

▽講師
「濃度がないとイナムドゥチとは言わない。豚汁になってしまう」

最終日の26日は琉球王国の宮廷行事や接待に使用された漆器「トゥンダーブン」に盛り付ける「肉巻きごぼう」や「からし菜かまぼこ」を調理し、「ジューシー」は豚とカツオ、合わせの3種類の出汁で作り分けて味の違いも確認しました。

▽受講生の知念伽央梨さん
「食材自体は素朴なんですが、先人たちの工夫がすごく作っていて身に染みる。心も満足するので元気も出てきますし本当に素晴らしいなと思いました」

▽受講生・前川守晃さん
「切り方だったり最後の味の整え方とか、イナムドゥチの先生の艶が出るまでの煮詰め方とかすごく勉強になりました」

5日間のカリキュラムを終えて琉球料理伝承人の認証状を受け取った13人は、沖縄の食文化を身近な場所から広め、世界に向けても発信していきたいと意気込んでいました。

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