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PFAS対応 国の専門家会議 批判も

人体に有害な有機フッ素化合物PFASへの総合的な対応を検討する国の専門家会議の1回目の会合が30日に開かれました。

環境省が設置するPFASの「総合戦略検討専門家会議」は、学識経験者が最新の知見を踏まえて科学的根拠に基づく国の対応を検討するものです。

30日の1回目の会合では国内での検出状況などが報告されたほか、国民に対し正確な情報を発信するためのQ&Aを整理し、今年4月以降に公表する方針を確認しました。

ところで、PFASの目標値について話し合う別の専門家会議ではWHOのガイドライン案を踏まえた基準を設定する方針で一致しています。

これを受けて県内で血液検査を実施した市民団体が30日に会見し、「WHOのガイドライン案は健康への影響に基づいたものではなく納得できない」と訴えました。

▽有機フッ素化合物(PFAS)汚染から市民の生命を守る連絡会・桜井国俊共同代表
「WHOの基準にいろいろなところから出ている疑問が(会議では)専門家からも指摘されなかった」

市民団体はPFASの規制強化に向かう流れに逆行していると指摘し、疫学調査などに基づいた目標値を設定するよう求める要請書を厚生労働省に提出しました。

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