石垣市が尖閣諸島を調査　今後は魚釣島への上陸

石垣市と東海大学は３０日に尖閣諸島の調査を行い、中山市長は魚釣島に上陸しての詳しい調査を検討する考えを示しました。

石垣市の尖閣諸島の調査は去年に続き２回目で、今回は海水の塩分濃度や水温を調べたほか、魚釣島ではドローンを飛ばして上空から島の状況を確認したということです。

この日尖閣諸島周辺の日本の領海内では石垣市の調査船と日本の漁船４隻が航行していましたが、これらの動きにあわせるように中国海警局の船が約１１時間に渡って領海に侵入しました。

第１１管区海上保安本部の巡視船が警告を続けるとともに漁船や調査船の安全を確保しました。

今回の調査について中山市長は会見し次のように述べました。

▽中山石垣市長
「海保のみなさんがしっかりとガードしていただいたと思っておりまして。（海警局の船と）距離が相当離れたところでブロックされていたように感じました」

この上で、今回の調査では魚釣島の東側で斜面の崩落が進んでいることがわかったとして、今後は魚釣島に上陸してより詳しい調査の実施を検討する考えを示しました。