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糖蜜が海に流出 許容量を超えて廃棄した人為的ミス
この問題は、JAおきなわ・伊是名製糖工場からサトウキビの糖蜜300トンが海に流れ出たもので、名護海上保安署によりますと、糖蜜は最大で海岸沿いおよそ1.5kmに渡り広がりました。
その原因についてJAおきなわは、4日、残さなどを保管する「沈砂池」と呼ばれる場所の許容量を超えた糖蜜を流したことで、排水溝を通じて海に流出した人為的ミスだったと説明しています。
▽山内記者顔出
「周辺には独特な甘い香りが立ち込めています。こちら海水は黒く染まり、傍には収穫の時期を迎えたアーサが広がっています」
生産者からは落胆の声が聞かれました。
▽アーサ生産者 松村亮太さん
「これはもう全部廃棄なので、補償していただくしかない。これだけ糖蜜が流れているので、自然のアーサの種が死んでしまっていたら養殖が、もう伊是名ではできなくなってしまうので。来期のアーサができるかどうか…。それが心配ですね」
JAおきなわの前田典男理事長は「誠心誠意補償に努めたい」と生産者に直接、謝罪しました。
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