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「ブルーカーボン」知って サンゴ礁が吸収する二酸化炭素の量とは

海の生き物が二酸化炭素を吸収する働きのことを「ブルーカーボン」といいます。那覇市の沖合に広がるサンゴ礁が二酸化炭素を吸収する働きを知ってもらおうと新たな取り組みが始まっています。

水中観光などを行う那覇市のマリン観光開発ではサンゴ礁が海中でどのくらい二酸化炭素を吸収しているか計測しそのデータを研究者に提供しています。

嘉数圭人記者「いま泊港から出発しますが海中の二酸化炭素濃度はおよそ413ppmとなっています」

沖に向かうことおよそ20分後。海の中を覗いてみると・・・。

「サンゴ群生地に到着しました。このように二酸化炭素濃度がおよそ335ppmと減っていることが確認できます。」

サンゴ礁など海の生き物が二酸化炭素を吸収する働きを「ブルーカーボン」と呼び、こうした効果を「見える化」することで脱炭素に向けた一助になり海の自然を守ることにもつながります。

マリン観光開発山里祥二さん「実際に海でグラフを見て頂きソフトコーラルなど海の生物を見ることによって海はCO2が削減されている場所なんだなと理解して頂きたい。」

マリン観光開発ではブルーカーボンを新たな環境学習のテーマとして修学旅行などにも繋げていきたいとしています。

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