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沖縄「ゆいレール」3両編成で利便性・快適さ向上へ

来年度から導入される3両編成の沖縄都市モノレール・ゆいレールがお披露目されました。
新たな車両には利便性や快適さを向上するための工夫も施されています。

8日に報道陣にお披露目されたのは沖縄都市モノレール「ゆいレール」の3両編成の車両です。

▽山城志穂記者
「こちら中間の車両は前後の車両より長くなっていて、広いスペースが確保されています。また中央に荷物置場が設置されているなど、より多くの人を乗せられる工夫がされています」

大きな荷物を持った利用客も多いことから、3両それぞれにキャリーケースを置くことができるスペースも設けられています。

▽沖縄都市モノレール・喜納久企画調整官
「混雑が顕著になってきていまして、お客様のほうから”混雑がひどくなった””3両化を早くやってほしい”というような声をいただいている」

2003年の開業当時、1日あたり3万2000人だった利用客は新型コロナが流行する前の2019年には5万5000人と1.7倍に増えました。

公的機関やオフィスビル、ホテルが建ち並ぶ那覇市の中心市街地にある県庁前駅。

県民だけでなく観光客の利用も多く一日に5000人以上が乗り降りします。

▽山城志穂記者
「午後6時過ぎ、県庁前駅のホームは帰宅ラッシュで混雑しています」

特に午前7時半から8時半の通勤・通学時間と、午後5時半から午後6時半の帰宅時間が混雑のピークとなっていて、満員のため乗車を見送る人の姿もありました。

混雑緩和を図る3両編成の導入に向けて、沖縄都市モノレールは駅のホームの改修を去年4月から進めてきました。

これまでに19の駅のうち12駅で工事が完了し、今年4月下旬には全ての駅の改修を終える予定です。

今月5日の未明には試験走行が行われ、トラブルなくスムースに運用できることが確認されました。

▽沿道から見ていた人は
「乗ってみたいですね。早く走ってくれることを楽しみにしています」

▽沖縄都市モノレール・喜納久企画調整官
「アフターコロナを見据えるとお客様も戻ってくる。より多くの方に乗っていただけるようしっかり取り組んでいきたい」

今年8月に開業20年を迎える沖縄で唯一の鉄軌道・ゆいレール。

3両編成の導入で利便性や快適性が向上することが期待されます。

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