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正当防衛認めず 同僚死亡させた男の控訴棄却 福岡高裁那覇支部

沖縄市で同僚の首を締めて死亡させた傷害致死の罪に問われている男の控訴審判決で14日、福岡高等裁判所那覇支部は正当防衛を主張した男の控訴を棄却しました。

この裁判は2021年10月、沖縄市の廃棄物処理施設で同僚の男性(当時48歳)を背後から引き倒し腕で首を締めつけて死亡させたとして、北谷町の元会社員斉藤毅被告(28)が傷害致死の罪に問われているものです。

一審で斎藤被告は正当防衛だったとして無罪を主張し那覇地裁が懲役3年の実刑判決を言い渡したもので、弁護側は執行猶予付きの判決を求め控訴していました。

14日、福岡高裁那覇支部の谷口豊裁判長は「突如被告の胸ぐらを掴んで壁に叩きつけてきた被害者に対する反撃だとしても死に至るほど強い力で被害者の首を絞め続けたことは非常に危険な犯行で、過剰な防衛である」として斎藤被告の控訴を棄却しました。

弁護側は上告するか明らかにしていません。

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