公開日

県出身落語家 金原亭杏寿さん二ツ目襲名

沖縄で初の女性落語家金原亭杏寿さんが二ツ目への昇進を果たし、浅草で一人前の落語家として高座に上がりました。

那覇市出身の金原亭杏寿さんは、2017年に師匠の世之介さんの元へ弟子入りし、これまで5年3ヶ月にわたって前座として厳しい修行を積んできました。

11日、晴れて二ツ目への昇進を果たし、一人前の落語家のみに許される黒紋付の羽織姿で高座に上がった杏寿さんは、導入部となる「まくら」で早速会場の笑いを誘います。

金原亭杏寿「何よりも前座修業が終わったというこの喜びが何にも代えがたいほど嬉しいわけでございます。私の落語家人生の中で一番嬉しいピークが今日でございます。」

師匠や両親への感謝の想いを込め、親孝行者の与太郎の噺を所作を交えながら堂々と披露しました。

「いったいどことどこをぶたれたんだ、こーこーとー、こーこーとー」

「おめでというという空気がすごくお客様の中にあってそれが感じられた。本当に今からスタートですね。ここからの10年なり、それぐらいの年数は真打ちに向けての修行期間ですので、しっかり精進したいなと思います。」

金原亭杏寿さんの二ツ目お披露目の公演は3月下旬まで行われ、3月31日には初の独演会も予定されています。

あわせて読みたい記事 ヤンバルクイナ

あなたへおすすめ! クマノミ 小 クマノミ 大きい