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トルコ被災地で救助活動 第11管区の海上保安官2人が活動報告
トルコ・シリア大地震で日本の国際緊急援助隊として、被災地に派遣された第11管区海上保安本部の2人の海上保安官が沖縄に戻り、17日、現地での活動を報告しました。
トルコ・シリア大地震が発生した翌日の2月7日から被災地トルコに派遣されたのは、那覇航空基地所属の平澤大輔(35)機動救難士と石垣航空基地所属の仲村渠飛(35)機動救難士の2人です。
日本の国際緊急救助隊の救助チームは、深刻な被害を受けたトルコ内陸部のカフラマンマラシュ地方で瓦礫の除去や建物の下敷きになっている人の救助や捜索にあたりました。
15日に日本に帰国した2人は一條正浩本部長に夜間は氷点下になる寒さの中、いつ崩落してもおかしくない倒壊家屋での救助活動を行ったことなどを報告しました。
平澤大輔機動救難士「目の前の救助現場の中から一人でも多くの要救助者を救出したいというその思いでやっていた、10日間が無我夢中であっという間に過ぎていった。」
仲村渠飛機動救難士「生存者ではなかったのですが、ご遺体というかたちにはなりましたが親族の元に帰してあげられたことが良かったなと思います。」
トルコ・シリア大地震は17日で発生から12日目を迎え、これまでに死者は4万3千人に達していて、引き続き多くの被災者への人道支援が求められています。
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