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石垣島に陸上自衛隊石垣駐屯地が開設

防衛の空白地域を埋めるとして政府が進めてきた陸上自衛隊配備の大きな節目となります。16日、石垣島に陸上自衛隊の新たな駐屯地が開設されました。

16日石垣島に開設されたのは陸上自衛隊の石垣駐屯地です。県内では与那国島、宮古島に次ぐ開設で陸上から艦艇を攻撃する地対艦ミサイルや上空の脅威に対処する地対空ミサイルを運用する部隊など隊員およそ570人、車両200台が配置されます。

石垣市役所では陸上自衛隊第15旅団の井土川陸将補が中山市長に石垣駐屯地の開設を報告しました。

中山市長「奄美以南の南西諸島の防衛の形がこれで形が整ったのかなと思います。」

中国を念頭にした自衛隊の配備は抑止力を期待する声だけでなく島が標的にされるという懸念の声もあがっています。また安保関連3文書の改定による反撃能力の保有にともない去年市議会は長射程ミサイル配備に反対する決議を行っています。

長野県を訪れている玉城知事「本来なら開設の前に住民に対する十分な説明、行政に対する計画の内容をあらかじめ説明をしておくべきなのが筋ではないかと考えています。」

駐屯地には18日にもミサイルや弾薬などが運び込まれる予定で、防衛省は22日に住民説明会を開きます。

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