制限区域内でカッターナイフ見つかり保安検査やり直し 那覇空港混乱 4年前にも…
22日午前、那覇空港の制限区域内でカッターナイフが見つかり保安検査場が一時閉鎖されました。年度末で多くの乗客が利用する中出発便の欠航や遅延が相次ぎ空港は一時混乱しました。
▽山内駿記者
「保安検査場前です手荷物検査が再検査となり、こちらには多くの人が溢れています」
警察などによりますと22日午前9時半ごろ、那覇空港の制限区域内にある全日空のラウンジでカッターナイフが落ちているのが見つかりました。
これにより保安検査場が1時間半にわたり閉鎖され、制限区域内にいた乗客も検査をやり直す事になりました。
空港アナウンス
「ただいま出発ロビーにて保安事案が発生致しました。そのため全てのお客様の再検査が必要でございます。お急ぎの所、誠に申し訳ありませんが、ご理解とご協力をお願い致します」
この影響で全日空の8便JALグループの6便が欠航となったほか、那覇空港事務所によりますと少なくとも34便の出発が遅れました。
年度末の時期で旅行や帰省、就職など多くの人が利用する中、空港のロビーや出発カウンターは検査を待つ人や便を振り替えようとする人で溢れました。
▽乗客
「(出発予定は)10時15分です。いま10時58分です。時間くらい待ってて、並んでいる状況です。4月から県外に働きに行くのでこれからっていうときにだけど、しょうがないですよね」
「急に保安検査場事案が起こったといってもう一回手荷物検査してくださいと言われました。福岡にいきます。(ダンスの)大会があるのでその前日なんですけど、(練習用に)スタジオも借りているので早く到着しないと困っちゃいます。(スタジオは)2時からですけど、大幅に遅れたらお昼ご飯も食べられなくなっちゃう」
那覇空港では去年4月にも制限区域内でカッターナイフが見つかり検査場が一時閉鎖されました。
国土交通省那覇空港事務所は「同様の事態が起きたことを重大に受け止めている再発防止に努めたい」とコメントしています。
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