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西表島 持続可能な観光へ 観光客の入域を制限へ
世界自然遺産に登録されている西表島の持続可能な観光を実現するため、島を訪れる観光客数の上限を一日当たり1200人と設定する管理計画を発表しました。
県環境部が公表した「西表島観光管理計画」で、急激な観光客の増加による自然環境や住民生活への影響を最小限に抑えることを目的に、入域観光客数の上限を年間で33万人、1日あたり1200人と設定しました。
島全体の観光客数の上限を具体的に示したのは今回が初めてです。
▽トラゾウ保護基金西表島支部やまねこパトロール・高山雄介さん
「1年間の入域者数が33万人と決定したというのはある程度評価できるというか、今までが全くそれを濁していたので良かったのかなと思います。一方で、これを具体的にどう達成するかといった部分が全く具体的でないのがやっぱり問題だと思ってます」
イリオモテヤマネコのロードキル対策に向けた普及啓発の強化も計画に定められていますが、具体的な方法には触れておらず、行政によるさらに詳細な計画が求められると関係者は指摘しています。
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