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無人潜水艦や探査機を投入も「飽和潜水」は中止に 陸自ヘリ捜索
宮古島の海上で消息を絶った陸上自衛隊のヘリコプターの機体とみられるものが昨夜海の中でみつかり、自衛隊はきょうダイバーが深い海に潜って状況を調べる飽和潜水を開始しました。
▽山城志穂記者
「水中カメラを搭載した無人探査機が海中に入っていきました」
この事故は今月6日、陸上自衛隊第8師団の師団長など10人が乗ったヘリコプターが宮古島の周辺で消息を絶ったものです。
13日夜、捜索に当たっていた海上自衛隊の掃海艦「えたじま」が海中でヘリの機体の主要部分とみられるものを発見し、その後の調査で隊員らしき複数の人を確認したという情報もあります。
14日は午前中から自衛隊が無人探査機や無人潜水機を海に投入する様子が確認されました。また午後3時過ぎには潜水艦救難艦「ちはや」で自衛隊のダイバーが深い海に潜って調査する飽和潜水が始まりました。
ところが関係者によりますと、飽和潜水による作業は午後6時過ぎに中止となり、15日に再開される見通しとなりました。
岸田首相は「水中捜索と合わせて機体を引き上げることが可能かどうか確認作業を行うとともに、事故原因の早期究明に努めたい」などと述べました。
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