【速報】安否不明の隊員１０人に宮古島駐屯地の司令も　事故後初公表

陸上自衛隊のヘリコプターが宮古島沖で消息を絶った事故から２週間となった２０日、陸上自衛隊の森下泰臣陸上幕僚長は、安否の分からなくなっている第８師団の坂本雄一師団長を２１日付で交代させることを明らかにしました。また合わせて宮古島駐屯地の伊與田雅一司令を交代を発表し、ヘリに乗っていた隊員１０人に伊與田司令が含まれていることを事故後初めて認めました。

このタイミングでの公表については「厳しさを増す安全保障環境や捜索状況などを考慮し、統合的に判断した」としました。

事故を巡っては、これまでに宮古島沖の海底で、隊員とみられる６人が発見され、このうち５人が引き上げられて死亡が確認されています。

森下陸上幕僚長は搭乗していた隊員全員が１日でも早くご家族のもとに帰ることができるよう、残る１人の引き上げと４人の捜索に全力を尽くす考えを示しました。