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北朝鮮”弾道ミサイル”過去にも 破壊措置命令は実施されず

PAC3の部隊は常駐している那覇・知念・恩納の3か所に加え、宮古島・石垣島、そして今回初めて与那国島にも配備されます。
PAC3は過去にも弾道ミサイルの発射予告を受けて県内で展開されました。
地上配備型迎撃システム「PAC3」は11年前の2012年にも2度、北朝鮮の事実上の弾道ミサイルの発射に備えて本島と宮古島・石垣島に搬入されました。
子どもたちが遊んでいる公園のすぐそばにある防災無線から発射情報が伝えられ、当時の仲井真知事らが出席していた県議会でもアラートが鳴り響き一時騒然としました。
この時政府は破壊措置命令を実施せず、県内で落下物などは確認されませんでした。
2016年にも北朝鮮が衛星と称して発射した弾道ミサイルが沖縄周辺の上空を通過し緊張が走りました。
▽翁長知事(当時)
「発射されてから約6~7分で上空を通過していったということは、心臓が凍る思いをしています」
ミサイルは発射された後複数に分離して海上に落下したとみられ、この際もPAC3の部隊に大きな動きはみられませんでした。
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