600年の伝統にかける思い 先祖代々の”ハーリー魂”
今年4年ぶりに開かれる那覇ハーリー。
新型コロナの影響で中止が続いていた若夏の風物詩の再開を待ち望んでいた男性がいます。600年の歴史を誇る伝統行事にかける思い先祖代々受け継がれてきたハーリー魂に迫ります。
琉球王国時代の伝統行事として県内各地で脈々と受け継がれてきたハーリー。
毎年5月に開かれる那覇ハーリーでは「那覇」「泊」「久米」の3つの爬龍船による真剣勝負「本バーリー」が最大の見どころです。
▽仲本興平さん
「この時期はやっぱりハーリー。僕も小さい頃はゴールデンウィークといえばハーリーで」
那覇爬龍船振興会の仲本興平さん。那覇市泊の出身で物心ついたときから仲本さんの生活にはハーリーがありました。
▽仲本興平さん
「3日間(ハーリー)会場に遊びに行っていた小さい頃から。ゴールデンウィークであちこち(遊びに)行った記憶がなくて」
仲本さんの家系では先祖代々ハーリーに携わってきました。
▽仲本興平さん
「うちのおじいちゃんの姿も見ましたし、何よりも父親の背中を見てきました。親子関係だけではなく家族以外の先輩方から教わったことが一番大きい」
祖父や父、地域の先輩方の背中に憧れ中学1年生のときに初めて爬龍船に乗り以来30年以上にわたってハーリーの振興と継承に魂を燃やしてきました。
しかし新型コロナウイルスの影響で2020年から3年連続で中止に。
▽仲本興平さん
「まさか長い期間中止ということにぶち当たるとは思ってもいなかったので。コロナで中断されて本当に寂しい思いをしてきました」
心待ちにしていた伝統行事の再開。仲本さんたち本バーリーのメンバーは一般のレースや中学生バーリーの練習をサポートしています。
この日は仲本さんの息子(中1)も見学に訪れました。
▽仲本興平さん
「息子にもぜひやってほしいという気持ちはあります。僕の姿を見てもらって自然と引き継いでくれたら」
本バーリーの練習は夕方から。練習にも熱がこもります。
▽仲本興平さん
「今回こうやってまたハーリーの鉦が海に響き渡って本当に嬉しく思っています」
仲本さんにとって「ハーリー」とは・・・
▽仲本興平さん
「果たさなければならない使命僕の生きがいになっているのかなと。ハーリーをやっている間はとても元気が出ますので、心の中も体も元気になっていくので生きがいになっているのかなと思います」
「もちろん泊のチームとしては、しっかり強いところを見せていきたいと。その結果として優勝、王座をまた奪還できれば。それだけではなく、一般のレースや中学生のレースもあるので安全にしっかり運営できるかが大事だと思いますので、そこもやりつつ祭りを盛り上げていきたい」
600年の伝統を誇る那覇ハーリー。
文化の継承に魂を燃やす人たちの姿がそこにあります。
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