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軍事政権で拷問も アルゼンチン出身アーティスト

軍事政権下のアルゼンチンで弾圧され、波乱の人生を送ってきたアーティストの作品展が那覇市で開かれています。

音楽家で画家のシルビオ・モレノさん(79)は1970年代、軍事政権下だったアルゼンチンで音楽で民衆を扇動したとして収容所に連行され拷問を受けました。

1979年に沖縄に拠点を移してアーティスト活動を続けてきましたが52歳でパーキンソン病を発症し今も闘病しています。

会場にはモレノさんが描いた約40点の絵画のほかこれまでの音楽活動をまとめた映像作品などが展示されています。

訪れた人たちはモレノさんが幾多の困難の中で生み出した作品に見入っていました。

▽アルゼンチンに住んでいたことがある人は
「すごい。たぶんアルゼンチンの街だよねだから見たことがある風景かなと思うんだけど」

▽シルビオ・モレノさん
「(これまでの活動を)ひとつのかたちにできたのはとても嬉しく思います。」

作品展は今月14日まで那覇市の琉球新報ギャラリーで開かれています。

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