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沖縄電力の電気料金値上げ 飲食業は”三重苦”

政府はきのう沖縄電力など大手電力7社の電気料金の引き上げを了承し、県内でも来月から一般家庭で33.3%の値上げとなる見通しです。電気料金の大幅な値上がりに街の人や飲食店関係者からは悲鳴が聞かれました。

▽街の人は
「主婦としてはショックですね。もう食費をどこかで削らないといけないだろうから」
「一番ベースの部分なので、困ったなというのが実感ですけど、なんとかやりくりするしかないと思っていますけど」
「猫がいっぱいいるのでちょっと困ります。一日中ずっとつけっぱなしなので暖房からクーラーから。生き物のことなので難しいです」

沖縄そばを提供するキッチンカーも頭を抱えています。

▽浜屋そば・喜友名朝博さん
「(出費を)すでに削って削ってという状況で、なかなか厳しい状況が続いているかなという感じです。なるべくお手頃に食べて頂きたいなというのが一番の想いなので、なかなか(値上げ)にはいけないですね」

飲食業は原材料費や人件費の上昇にも悩まされていて、電気料金の値上げでさらなる苦境に立たされます。

▽県飲食業生活衛生同業組合・鈴木洋一理事長
「材料代の値上げ、加えて非常に人件費が高騰しているものですから、トリプルで厳しい状況になるのではないかなと思っています。どうしても削れない部分がありますので、ここは(値上げを)お客様にわかってほしいという事になります」

コロナ対策として国から受けた融資の返済も始まる時期で、鈴木理事長は多くの店が価格転嫁に踏み込まざるを得なくなると窮状を訴えました。

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