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沖縄戦で動員され犠牲になった友を悼む
沖縄戦に動員された元学徒たちが若くして命を落とした学友の御霊を慰める追悼式が3年ぶりに執り行われました。
糸満市摩文仁に建立された「全学徒隊の碑」には78年前の沖縄戦で戦場へと動員された21ある全ての学徒隊の名前が刻まれています。
新型コロナウイルスで中止を余儀なくされ、3年ぶりとなった追悼式は規模を縮小して執り行われ、元学徒の会の代表が参列しました。
▽県立第一高等女学校代表・翁長安子さん
「沖縄戦の風化が懸念され、元学徒も余命幾ばくか知る由もありませんが、いかなる戦争であれ、阻止しなければなりません」
▽元学徒の会共同代表・瀬名波榮喜さん
「亡き友の学友たちの思いをある程度遂げてきたかと思っております」
▽元学徒の会幹事・宮城政三郎さん
「戦争というものがどんなに恐ろしいものかをみんな経験者から聞いて、戦争をまたやらないと、頑張ってもらいたいと私は思っている」
涙雨の中、元学徒たちは犠牲になった学友を思い、二度と戦争を繰り返させないと力を込めました。
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