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コロナ拡大の沖縄 救急医療の負荷を軽減する「感染者ケアステーションを設置」

新型コロナの感染者が増え医療提供体制がひっ迫している状況を受け、県は点滴や酸素投与が必要な高齢者などを受け入れる「新型コロナ感染者ケアステーション」を開設しました。

今月18日までの1週間で県内54の定点医療機関で報告された新規感染者は新型コロナが5類に移行した先月8日からの1週間と比べて5倍近くに増えていて、全数把握に換算すると1日あたり1000人を上回っていると推計されています。

県内の重点医療機関では入院者数が500人を超え、7か所で救急診療を制限し3か所で一般診療を制限する事態となっています。

こうした中、県は医師や看護師が常駐する「新型コロナ感染者ケアステーション」を26日に開設しました。

救急医療機関にかかる負荷の軽減を目的としていて、酸素投与などが必要にも拘わらず受け入れ先がない高齢者や、軽症であるものの自宅で療養できない高齢者などに対応するもので、25床を確保しています。

県は医療・介護の現場から情報を集め迅速な対策につなげようと、感染症の専門家によるタスクフォースを今月22日に立ち上げました。

▽玉城知事
「県民の皆様一人一人が感染を広げないよう配慮していただき、重症化リスクの高い方を感染から守ることが、感染拡大の抑制をはじめ救急医療を守り県民の皆様の命を守ることに繋がります」

県は発熱などの症状がある時は外出を控え、重症化リスクの高い高齢者に会う時はマスクを着用するよう呼びかけています。

また、救急医療を守るため軽症の場合や検査目的での救急外来の受診を控え、受診する医療機関に迷う場合は県のコールセンターなどに相談するよう呼びかけています。

発熱コールセンター:098-866-2129(24時間対応)
小児救急電話相談♯8000平日夜間(夜8時~朝7時)土日祝日(24時間対応)

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