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八重山のマラリア根絶の歴史 伝える活動を表彰 沖縄

世界中で猛威を振る感染症・マラリアを61年前に根絶した八重山地域の歴史を伝える石碑を建立した団体にNPO法人からゼロマラリア賞が送られました。

八重山地域では太平洋戦争末期、旧日本軍の作戦でマラリアの有病地域に強制移住させられた多くの住民が犠牲となった戦争マラリアを経験しました。

戦後、医師が収集したデータをもとに官民一体となった対策を続け、1962年に悲願のマラリア根絶を達成しました。

NPO法人のマラリア・ノーモア・ジャパンは感染症との戦いを後世に伝える意義は大きいとして去年、八重山ゼロマラリアの碑を建立した団体にゼロマラリア賞を贈りました。

授与式では犠牲者へ黙とうが捧げられた後八重山民謡の唄い手、大工哲弘さんによる「マラリア撲滅の歌」が披露されました。

▽大工哲弘さん
「一生懸命目標対策に取り組んだ八重山の医療の先輩たちに経緯を払う意味で、これからも次世代へ伝えていきたいなと思っています。」

マラリア・ノーモア・ジャパンは2030年までのゼロマラリアを目指した様々な取り組みを支援していく方針です。

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