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沖縄県内で救急搬送”困難”が急増 コロナ拡大も要因

県内の救急現場では受け入れる病院が見つからず救急車が30分以上待機せざるを得ないケースが急増しています。

県のまとめによりますと今月25日までの1週間県内の救急搬送の数は2245件で、このうち受け入れる医療機関が見つからず30分以上現場で待機した事案は100件に上りました。

▽那覇市消防局 城田覚消防司令
「以前から那覇市外への搬送はあるんですけど、去年に続いて市外への搬送の件数はたしかに多くなってきている。重症患者さんの医療開始の遅れを一番懸念している」

ケガや病気など救急車を要請される理由は様々ですが、新型コロナの感染拡大がこれに輪をかけています。

今月18日までの1週間に定点医療機関で報告された新規感染者は新型コロナが5類に移行した先月8日からの1週間と比べて5倍近くに増えました。

救急搬送できずに待機せざるを得なかった件数を遡ってみると先月8日の週と比べ2倍以上に。

医療機関への照会が4回以上かかった件数は16件から4倍近くの61件に増えました。

新型コロナ以外の感染症も増加傾向にあり救急現場はひっ迫しています。

▽那覇市消防局 城田覚消防司令
「我々消防もそうですが、医療側もかなり厳しい状況が続いていると思います。コロナも他の病気にも罹患しないように感染対策なり、日頃から健康維持管理はしっかりしていただければなと思います」

本格的な夏を迎えるにあたり今後は熱中症が増えることも予想され、那覇市消防局はしっかり対策してほしいと呼びかけています。

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