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水道料金の値上げ検討 PAC3暫定配備長期化 沖縄県議会一般質問

県企業局は水道施設の老朽化や燃料費の価格高騰などを背景に水道料金の値上げを検討しています。

28日の県議会一般質問で県企業局の松田了局長は水道料金の改定について次のように答弁しました。

▽松田了企業局長
「老朽化施設の更新や水道広域化に係る施設整備に伴う費用の増に加え電気料金の上昇も相まって経営状況の急速な悪化が見込まれ安定給水に使用をきたす可能性もある」

県内の水道料金は1993年の改定以来1立方メートル当たり税抜きで102.24円となっていて県企業局から供給を受けている市町村は受水費を支払っています。

県は送水施設の老朽化に加え電気料金や建築資材の値上がりで水道事業の経営が悪化していることから供給単価の値上げを検討しています。

料金の値上げ幅や改定の時期は決まっていないということで、県は値上げの詳細が決まれば関連する条例の改正案を議会に諮ることにしています。

議会ではこのほか2カ月以上に渡って暫定配備が続く自衛隊のPAC3について質問があり、玉城知事が答弁に立ちました。

▽玉城知事
「政府において住民や事業者港湾労働者に不安が広がらないよう丁寧に説明し県民生活に及ぼす影響を最小限にしていただきたいと考えております」

北朝鮮の軍事衛星の発射計画を巡っては今年4月に破壊措置準備命令が出され石垣市や宮古島市、与那国町にPAC3が配備されています。

これまでに防衛省から今後の対応などについて説明はないということです。

また、県は与那国島へのミサイル配備についても情報提供を求めていくとしています。

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