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小児医療ひっ迫 新型コロナに加えRSウイルス流行
県内では新型コロナウイルスが流行し全国と比べて高い水準となっています。RSウイルスに感染する乳幼児も増加し、医療機関がひっ迫する状態となっています。
19日から25日までに県内の54か所の定点医療機関で確認された新型コロナウイルスの患者数は、1医療機関あたり39.48人と4週連続で増加しています。
地域別でみますと南部保健所管内が50.79人と最も多く、次いで八重山が38.67人、那覇市が37.50人と全ての圏域で前の週より感染者が増えています。
病床使用率は本島が68.5%、宮古が30.8%八重山が53.8%とこちらもすべての圏域で前の週を上回っています。
こうしたなか、新型コロナウイルスだけではなく乳幼児の間で流行することが多いRSウイルスも猛威をふるっています。
県のまとめによりますと25日までの1週間に確認されたRSウイルスの患者は1医療機関あたり4.35人と全国の3.16人を上回り、そのほとんどが2歳以下です。
県によりますと26日の時点で24の医療機関で32人が入院していてPICU小児集中治療室は満床状態が続いています。
県立中部病院では30日から小児科医師不足で医療体制を維持できないとして当面の間、小児の夜間救急を休止すると発表しました。
県は医療体制も厳しい状況にあるとして手洗いやマスク着用など基本的な感染対策や子どもが触れるものの消毒を徹底するよう呼び掛けています。
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