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「ゆいまーる」でビーグ(い草)を収穫 沖縄・うるま市
うるま市では畳やゴザなどの原料となる「い草」・ビーグの収穫が最盛期を迎え、農家が専用の機械を使って刈り入れ作業を行っています。
沖縄では「い草」のことをビーグと呼んでいて、うるま市照間が最大の産地です。
▽延総史記者
「大きく成長したビーグ。風が吹くと爽やかな香りを漂わせています。束を持ってみると非常に重量感があります」
収穫作業は5月下旬から始まっていて、地域の生産農家が1つの畑に集まって順番に刈り取ります。
夏の日差しが照りつける中、農家たちは1メートル30センチほどに伸びたビーグを専用の機械と鎌で刈り、取り束にしてトラックの荷台に次々と積み込んでいました。
「一人では難しいので交代交代でゆいまーるで収穫をしています。収穫した喜びは非常に嬉しいものがありますよ。倉庫に収めてまた出荷するのが楽しみですね」
収穫は今月いっぱい行われ、刈り取られたビーグは乾燥させたあと畳やゴザに仕立てられます。
▽うるま市い草生産組合・照屋守敬組合長
「この中にはスポンジ状になっていてクッション性がありなおかつ吸湿性があってそれで畳にした場合、室内の空気を浄化するというのが大きな特徴ですね」
今年は畳1畳に換算して約2万5000枚分の収穫が見込まれています。
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