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首里城地下に眠る 日本軍第32軍司令部壕の保存・公開へ 県「歴史的取り組みに」
首里城の地下にある第32軍司令部壕について県は沖縄戦の悲惨な体験や教訓を次の世代に継承するため壕の保存と公開を歴史的な取り組みとして進めていく基本方針を策定しました。
18日開かれた首里城復興推進本部会議では課題の検討や情報交換をスムーズに行うため県と那覇市で構成する連絡会議が設置されました。
策定された基本方針では戦争体験者の証言を史実に基づいて次の世代へ正確に継承する「最後のタイミング」だとして壕の保存と公開を県の歴史的な取り組みに位置づけています。
段階的な整備・公開を目指し第一坑道と第五坑道の整備を優先的に進めるほか安全対策を講じながら戦争遺跡としての価値を最大限に活かせるよう検討を進めます。
県は今年度内に有識者委員会を設置し、来年度、基本計画を策定する予定です。
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