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子どもたちが導き出した判決は 那覇地裁で模擬裁判

子どもたちに裁判の仕組みなどについて理解を深めてもらおうと26日、模擬裁判が開かれました。

模擬裁判は小学生を対象にした見学会の一環で子どもたちは裁判の仕組みについて説明を受け裁判官や検察官・弁護人などそれぞれの役で裁判に臨みました。

裁判は、デパートの宝石売り場で商品を盗もうとした男の窃盗事件との設定で子どもたちは本番さながらに裁判を進めていきました。

▽弁護人役「あなたが被告人の側にいたとき被告人は『この指輪を買いたいのだが』と言ったと言っているのですがどうですか」証人役「なにか言ったようですが覚えていません」

無罪を主張する弁護側に対し検察は懲役2年を求刑、裁判官役の子どもたちは量刑について話し合いました。

▽有罪を主張するグループ「見つかって慌てて置いたんでしょう、見つからなかったら…」
無罪を主張するグループ「決定的な証拠がないから、それがないと(有罪とは)言えない」

悩んだ末に、導き出した結論は・・・

▽裁判官役「判決を言い渡します主文被告人は無罪」

▽児童は
「セリフを言うときに緊張してたけどしっかりと言えてよかったです」

「判決を決めるっていう難しいところもあったけど、みんなで決めたからいい判決になったのかなと思います。裁判官になってみたいなと思いました」

子どもたちは裁判の仕組みを学びながら人を裁く事の難しさを感じた様子でした。

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