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台風で30人けが 車庫の下敷きになり男性死亡

台風6号の影響で県内では倒壊した車庫の下敷きになり男性が死亡したほか、少なくとも30人がけが人をしています。

大型で非常に強い台風6号が接近している沖縄地方では猛烈な風が吹き続いています。2日朝早く那覇市では最大瞬間風速52.5メートル、南城市でも8月としては観測史上最大となる50.6メートルを記録しました。

1日夜10時ごろ大宜味村の住宅でこの家に住む崎山喜弘(90)さんが倒壊した車庫の下敷きになっているのが見つかり、その後死亡が確認されました。

崎山さんは風に煽られていた車庫のトタン屋根を押さえる作業をしていて警察は暴風で車庫が倒壊した可能性があるとみて調べています。

また自宅の窓ガラスが割れて飛んできた破片で額を切るなどこれまでに県内では少なくとも30人がけがをしています。

また停電も広範囲にわたっています。沖縄電力によりますと午前11時の時点でおよそ21万世帯が停電していて本島内ではおよそ4割に上っています。

停電が発生していたうるま市石川では1日午後9時過ぎに鉄筋コンクリート造り2階建ての住宅が全焼する火事がありました。

この家に住む89歳の女性が顔などに重症の火傷を負って病院に運ばれ手当てを受けています。

消防によりますと住宅では停電のため寝室で「ろうそく」を使用していたということで、消防や警察が火事の状況を詳しく調べています。

沖縄都市モノレールは2日始発から運休していて本島内や先島諸島の路線バスも運休となっています。

また、日本航空グループと那覇などを発着する3日の運航について全便欠航を決めています。全日空・ANAは午後1時を目途に判断するという事です。

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