台風の影響で21万戸が停電 2018年以来の大規模停電に
台風6号の影響により、県内では2018年以来の大規模な停電が起きていて、避難所の運営にも影響が出ています。
2日午前10時頃の那覇市内の様子です。
台風による停電で信号機も停止しています。2日午後5時の時点で県全域でおよそ20万2390戸が停電していて、本島では一時総戸数のおよそ37%が停電となりました。
(2日午前10時の停電21万3390戸停電率36.98%)
20万戸を超える規模で停電が起きるのは、2018年の台風24号以来です。
沖縄電力では遠隔操作による復旧作業を進めていますが、台風の影響が長引いているため、屋外での本格的な復旧作業のメドは現時点で立っていません。
那覇市では避難所を9か所設けていましたが、このうち3か所が停電や浸水の影響で閉鎖せざるを得なくなりました。
午後6時時点も開設中の那覇市役所にはおよそ85人が避難していて、市の担当者によりますとここまで多くの人が避難しているのは初めてということです。
▽避難している県民:
『(避難して)3日目です』『(早く台風が過ぎるように)願いますけど、こればっかりはどうしようもないですから』『ここにいるだけでほっとしますからね、情報とかも全部入ってきますでしょ』
▽台風で延泊中の観光客:
『愛媛県から来ました』『(ホテルの)チェックアウトから次のチェックインの時間4~5時間どこにも行く当てがなくて、電話したら受け入れてくださるということで』
那覇市では、風で自宅の屋根が飛ばさそうになったなど身の危険を感じた場合は、避難所の利用も選択肢の一つに入れて欲しいと呼び掛けています。
ところで、沖縄セルラー電話、NTTドコモ、ソフトバンクによりますと台風6号の影響では音声通話やデータ通信など携帯電話のサービスが一部地域で利用できない、または利用しづらい状況が続いています。
この原因について、台風接近に伴う停電や伝送路支障などのためとしていて、復旧について各社は状況の確認中、復旧作業中としています。
携帯電話各社では119番通報など緊急通報が必要になった場合、固定電話や公衆電話を利用してほしいと呼びかけてます。
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