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道路えぐられ土砂崩れ 長引く停電も 台風の爪痕
沖縄を直撃した台風6号は県内各地に大きな爪痕を残しています。
▽高良琉海子記者
「豊見城市の工事現場では強風によって傾いた足場を撤去する作業が行われています」
42時間にわたって台風6号の暴風域に巻き込まれた沖縄本島では各地で暴風や大雨、高潮による被害が相次ぎました。
▽永田裕介記者
「那覇市の沖映通りです、台風の影響で大きな木が根元から倒れています。このようにロープで固定されています」
また商店街のアーケードが吹き荒れた暴風で破れていて、道にはアーケードの切れ端やガレキなどが散乱していました。
名護市汀間では海岸沿いの国道が大きく削られ護岸が崩れました。
台風の接近と大潮の時期が重なったことによる高潮による被害で、現在も片側通行が続いています。
2日夕方、浦添市沢岻では土砂崩れが発生し、住宅地裏の斜面が高さ20メートル、幅15メートルに渡って崩れました。
現場は土砂災害警戒区域に指定されていて、けが人や住宅への被害はありませんでした。
糸満市にある観光施設琉球ガラス村では強風と大雨で店舗に浸水被害が出てました。
より深刻なのは停電です。
琉球ガラスづくりに用いる溶解炉は現在、非常用電源で動かしています。
一度火を止めてしまうと再稼働に2週間かかるため停電復旧まで動かし続ける必要がありますが、今後の台風の動きにも懸念を抱いています。
▽琉球ガラス村・川上英宏さん
「2,3日後に沖縄地域に再接近ということなので、停電が長引くと我々の営業活動にも影響が出るんじゃないかなと思われます」
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