”風台風”から”雨台風”へ 暴風・大雨・高潮 停電に断水も 台風6号の被害
1週間に渡って沖縄に影響を及ぼしている台風6号。本島地方から一旦遠ざかったものの再び接近したことで長時間の暴風や記録的な雨をもたらしました。
土砂災害や高潮による被害も各地で確認されました。
先月末から沖縄地方に接近した台風6号。
那覇市で最大瞬間風速52.5メートルの猛烈な風を観測し、一時県内の総戸数の4割近くとなる21万戸が停電。
地域によっては断水も発生し、県民生活に大きな打撃を与えました。
台風は本島地方を暴風域に巻き込みながら先島諸島に進んだあと宮古島の北で停滞。
その後Uターンするように進路を東に変えて本島地方に再び接近しました。
台風の接近が大潮の時期とも重なったことで、名護市などで海水が道路や住宅地に流れ込む高潮の被害もありました。
ダムの下流にある大宜味村の大保区では雨と高潮で浸水する予測が出たことから住民に避難指示が出ました。
満潮時には一時膝の高さまで地域一帯が浸水したといいます。
▽照屋時康区長
「満潮時(おととい)午後10時ぐらい。日の朝も同じくらい浸水していた」
6日未明からの雨雲の動きをみると、明け方に発達した積乱雲が次々と連なる線状降水帯が発生。
これにより特に北部で雨が降り続き、名護市ではきのう1日だけで1か月分の雨量に迫る233ミリの雨を記録しました。*月平均265.9ミリ
6日午前10時頃の名護市山入端、国道449号線です。
▽登川二奈記者
「左側が海で右側は広い二車線の国道になっていますが、降り続いた雨と高潮の影響でしょうか。完全に冠水してしまっています」
冠水した道路で一台のトラックが通過を試みますが…
▽登川二奈
「ライトのあたりまですでに完全に水に浸かってしまっているような状態です」
トラックは水の中で立ち往生。沖縄テレビの取材班が通報し、駆けつけた消防によって運転手は無事救助されました。
雨が降り続いたことで土砂災害の危険が高まり一時本島全域に土砂災害警戒情報が出されました。山内駿記者14:53:29~37「うるま市にある介護施設の屋上に来ています。裏手にあるがけが崩れ、流れてきた木や土が乗用車に覆いかぶさっています」土砂崩れに巻き込まれた人はいませんでしたが高齢者施設では利用者を全員避難させていて再開の目途はたっていません。
読谷村楚辺では住宅地に近い崖が崩落し読谷村は警戒レベルが最も高い「緊急安全確保」を県内の自治体で初めて出しました。
7日朝、過ぎ去った台風の後片付けに追われる住民の姿も見られました。
▽山入端区・岸本敏男区長
「二日ぐらい大潮がちょうど重なったので、海を見ながら心配しながらだったけど。ゆっくりゆっくり掃除しながら時間かけてやるしかないですね」
およそ1週間、暴風や大雨、高潮などをもたらした台風6号によって県内では2人が亡くなり少なくとも108人がケガをしました。
建物の被害は県がこれまでに把握しているだけでも半壊が4件、一部損壊が10件、床上浸水が6件、床下浸水が2件となっています。
沖縄電力のウェブサイトによりますと7日午後5時現在、本部町、今帰仁村、中城村などで2010戸が停電しています。
県内各地に爪痕を残した台風6号。
通行止めとなっている道路もあり日常が完全に元通りになるにはまだ時間がかかりそうです。
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