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台風一過で夏の日差しも 沖縄各地の表情

およそ1週間に渡って沖縄に影響を及ぼした台風が遠ざかり、雲のすき間から久しぶりに太陽が顔を出しました。
夏休み中の子ども達にも笑顔が戻っています。

▽永田裕介記者
「久々の晴れ間が広がっています。糸満市の嘉手志川では水遊びをする子ども達にも笑顔が溢れています」

糸満市大里にあるカデシガー(嘉手志川)と呼ばれる泉には児童クラブの子ども達や家族連れが訪れ水遊びを楽しんでいました。

▽児童は
「めっちゃ気持ち良い」
「水鉄砲とかでも遊べたし泳いでも遊べたから楽しかった」
「停電が5日続いたからだるかった。ニンテンドーも充電が切れで楽しくなかった」

▽児童クラブの職員
「1週間は長いですね、台風の影響、(子ども達は)溜まってたものが大分あったと思います。今日やっと太陽も出てきてめちゃくちゃ満足そうに遊んでいるので自分たちも良かったなと思っています」

「水遊び最高~!」

那覇市の新都心公園ではジョギングする人や遊具で遊ぶ子ども達の姿が見られました。

一方、台風で散乱した木の枝などを片付ける人たちの姿も。

▽公園で清掃作業をする人
「台風で木の枝が落ちてこれを(片づける)作業をしています。汗びっしょり。もう1か月くらいは(この作業の)繰り返し」

台風一過で混雑するのがガソリンスタンドです。

雨風に晒された愛車をキレイにしようと、台風が通過した直後から洗車をする車で長い列が出来ているそうです。

▽利用客
「10台ぐらい並んでやっと今あと少しというところです。早く錆びないうちに(洗車したい)」
「(台風後は)結構葉っぱとかもついてたり汚れていましたね。大分(汚れが)取れてきていてすっきりしました」

北谷町では小学生によるフラッグフットボールの大会が開かれました。

腰のフラッグを取られないように相手のゴールエリアにボールを運ぶ競技で、タックルなどの接触がないため低学年から高学年まで一緒になってプレーを楽しみます。

子どもたちは攻撃ごとに仲間で作戦を話し合い、協力しながら勝利を目指していました。

恩納村では畑からの赤土流出を防ぐ役割を果たす「ベチバー」を収穫してSDGsについて考える学習会が行われました。

体験学習に参加したのは糸満市の兼城中学校の生徒たち。

ベチバーを刈り取って干すまでの工程に汗を流しサンゴを守る大切さを学びました。

▽生徒
「赤土は南部にはあまりないけど、いい使い方もあれば、流出したりそういう問題もあると思いました」

ベチバーは来月行われる糸満大綱引きの綱として活用することも検討されています。

▽生徒
「自分たちで結んだものを使って綱引き盛り上げたい」

台風も去り夏の日差しが照りつける沖縄。熱中症にも注意しながら楽しく夏休みを過ごしましょう。

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