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那覇市地下駐車場で漏出した泡消火剤にPFAS

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先月、那覇市が管理する施設の地下駐車場で泡消火剤が漏れ出た事故で、市は調査の結果泡消火剤に人体に有害な有機フッ素化合物PFASが含まれていたことを発表しました。

先月17日と25日、那覇市金城の総合福祉センターと銘苅にあるなは市民協働プラザの地下駐車場で泡消火剤が漏れ出す事故が相次ぎました。

市が泡消火剤に有機フッ素化合物が含まれていなかったかを調査した結果、総合福祉センターで1千万ナノグラム、協働プラザで490万ナノグラムのPFOSが検出されました。

総合福祉センターでは施設外の水路に流出が確認されていて、その場所の水から10万ナノグラムのPFOSが検出されましたが、市は水路に蓋がされているため市民が直接触れることはないと説明しています。

人体への有害性が指摘されるPFASが含まれる泡消火剤を使用し続けていたことについて、市の担当者は「泡消火剤が古いことから含まれる疑いが持たれていたがこれまで確認できていなかった」と説明しています。

市は今回漏出した施設のほかにもPFASを含む泡消火剤がないか調べ、PFASが含まない製品に切り替えていくとしています。

※写真は那覇市提供

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