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辺野古工事の参入目指し5億円で買った作業船は稼働できず 「詐欺だ」と刑事告訴

普天間基地の移設に伴う名護市辺野古の工事に参入しようとした埼玉県の会社が、当時県内にあった海運会社や仲介者に約5億円を騙し取られたとして警察に刑事告訴しました。

関係者によりますと県警は告訴状を受理し、詐欺の疑いを視野に捜査しています。

告訴状などによりますと、埼玉県の運送会社は辺野古の工事への参入に向けて海の砂利を採取する作業船の購入を仲介者の男性から持ち掛けられ、当時県内にあった海運会社に対し2020年から21年にかけて5億円を支払いました。

しかし、船は砂利の採取に使える状態では無く、現在も名護市の沖合に放置されたままとなっています。

運送会社は海運会社と仲介者の男性を詐欺の容疑で刑事告訴し、県警はこれを受理しました。

海運会社の元関係者は沖縄テレビの取材に対し「仲介者の男性の指示に従っていただけで騙すつもりはなかった」と話しています。

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