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台湾2.28事件 沖縄出身者の被害認定求め遺族が県に支援要請

76年前、台湾の国民党政権が住民を虐殺したいわゆる「2.28事件」で犠牲となったことを台湾側に認めるよう求めている県出身者の遺族が16日、県に支援を要請しました。

1947年の2月28日、台湾の国民党政権が民衆の抵抗運動を武力で弾圧し県出身者も巻き込まれたとされています。

与那国島出身の仲嵩實さんと石底加禰さんの遺族は2016年から二度に渡り台湾政府に犠牲となった事実の認定や賠償を求めていますが実現していません。

▽仲嵩實さんの長女・徳田ハツ子さん
「あの世に、お父さんってあなたの(問題は)解決はしてきましたよっていう報告を持っていきたいという希望があります」

▽石底加禰さんの三女 具志堅美智恵さん
「与那国ではマラリアで亡くなったという話だったが、マラリアじゃなくて、2.28事件でやられたということを聞かされて本当に悔しいです」

遺族が被害の認定に向け県の支援を求めたのに対し照屋副知事は「戦後処理の問題として真摯に取り組みたい」と応じました。

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