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沖縄愛楽園で個展 人権をテーマにした作品も
ハンセン病回復者と交流を深めながら、銅板版画を制作してきた元美術教師による個展が名護市で開かれています。
名護市の国立ハンセン病療養所沖縄愛楽園で個展を開いたのは、40年あまりに渡って銅板版画による作品づくりに取り組む兵庫県の元美術教師小林くみこさんです。
小林さんは、2011年に岡山県のハンセン病療養所長島愛生園に入所していたキム・テグさんと交流を深めてから、人権をテーマにした作品づくりにも取り組んでいます。
国の誤った政策により、ハンセン病の患者が隔離生活を余儀なくされた事や、差別や偏見に苦しんだ歴史を多くの人に知ってもらい考えてほしいと訴えています。
▽小林くみこさん:
『本当ではないこともみんながそう言うからそれが正しいと思って、こういう風にハンセン病の方を隔離したりしていたわけだから自分が正しいと思う事は正しく行動してほしい』
個展は来月24日まで開かれていて、ギャラリートークなども予定されています。
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