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400年の伝統行事が人々をつなぐ 国頭村安田シヌグ4年ぶりに開催

国の重要無形民族文化財に指定されている国頭村安田の伝統祭事「シヌグ」が4年ぶりに行われました。

無病息災と五穀豊穣を願う安田のシヌグは旧暦7月に行われる安田区最大の行事で、今年は2年に1度の「ウフシヌグ」にあたります。

ガンシナーをかぶり草やわらを身に着けた男性たちは山に入って神となり、太鼓の音に合わせた掛け声で住民の邪気を払いました。

山を下りた男性たちは次は浜へ出て、海に向かって航海安全と豊漁を祈りました。

▽現在は那覇に住む88歳男性
「僕はいま那覇におる、郷友の皆さん一堂に集まって昔の話もできるのが楽しい」

▽参加者は
「親が子どもに孫に引き継ぐという流れができている。こういう行事があることで3世代のコミュニケーションがある」

400年続く行事が故郷から離れた人々を導き、それぞれの世代を結んでいます。

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