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石川真生 大琉球写真絵巻2023
沖縄を代表する写真家石川真生さんの写真展「大琉球写真絵巻」が那覇市で開かれています。真生さんは今年石垣島の人々にフォーカスしました。
沖縄を代表する写真家・石川真生さんは10年前から庶民の歴史を絵巻物のようにつなげ表現する壮大なプロジェクト「大琉球写真絵巻」を手掛けてきました。
今年、真生さんがカメラを向けたのは石垣島への自衛隊の配備に反対の声を上げた人々。それに、駐屯地の近くで暮らす人々の日常です。
その理由をギャラリートークで語りました。
▽石川真生さん
「居ても立っても居られないから石垣に行って撮影してきた。いろんな人が生活しているから基地のそばには。いろんな想いを秘めているから」
大病を患いながらも精力的に撮影を続ける真生さんですが、体力の限界として去年、重さのある一眼レフからデジタルカメラに持ち替えました。
その変化について観客は
▽観客
「繭の糸ですか、ああいうのって暗い所で撮っているからデジカメじゃないとピシッと撮れないと思う。報道される時って抗議の方ばっかり出てくることが多いと思うんですけど、やっぱり生活があってそれを守るために抗議をしているってことがこの写真を見るとすごくよくわかるっていうか」
▽観客
「住んでいる方たちの想いっていうのはなかなか新聞やテレビのメディアでは伝わってこないので。(映る住民の)表情とか見て少しでも理解して考えていきたいなと思っています」
石川真生写真展「大琉球写真絵巻2023」は今月27日まで那覇市民ギャラリーで開かれています。
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