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石垣港に米海軍の掃海艦が入港「特定の国や出来事に対したものではない」
アメリカ海軍の掃海艦が今朝、石垣港に入港しました。港では市民団体などが集まり、抗議の声を上げました。
7日午前8時50分頃、石垣港に接岸したのはアメリカ海軍佐世保基地所属の掃海艦「パイオニア」で、石垣市に対し「乗組員の休養と物資の補給」が目的だと説明しています。
入港に伴い港の出入り口には立ち入りを制限するフェンスが設置されていて、現場では寄港に反対する市民団体などが集会を開き抗議の声を上げています。
▽抗議する市民
「私たちが懸念していたこの島が戦場になっていくことが近づいていると危機感を感じています。だからそれを止めたいという思いです」
アメリカ軍の艦船が石垣港に寄港するのは2009年以来で、県が外務省を通じ、入港しないよう要請した一方、石垣市は日米地位協定に基づく対応だとして容認しました。
沖縄テレビがアメリカ海軍佐世保基地に対し「台湾有事を念頭に今後も石垣港の使用を見据えているのか」と質問したところ、「今回の寄港や展開は通常運用であり特定の国や出来事に対して行っているものではありません」と回答がありました。
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