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五穀豊穣と無病息災を願う祭祀 本部町具志堅の「シニグ」
本部町の無形民俗文化財に指定されている具志堅の「シニグ」が4年ぶりに行われました。
神々に歌や踊りを捧げ五穀豊穣と無病息災を願うシヌグ。
本部町具志堅ではシニグと呼ばれ、300年以上前から始まったとされています。
紺地の着物を着た女性たちは集落を練り歩いたあと、神々が降り立つとされる神聖な場所・神ハサーギのある庭へと向かいます。
根神(にーがみ)と呼ばれる白装束をまとった神人(かみんちゅ)を先頭に、女性たちは円陣を組んで、五穀豊穣や無病息災などを願う琉歌を歌いながら踊りを捧げます。
今年は4年ぶりの開催で、那覇などの都市部から郷友会の人たちも集まり御神酒もふるまわれました。
▽根神を務めた女性
「嬉しいというか久々に心が躍りました」
本部町具志堅では、地域の住民に加えて県外から移住してきた女性たちも積極的に参加し伝統をつないでいます。
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