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「リアルサウンドビューイング」生演奏しているような臨場感で三線の魅力を伝える
最新のデジタル化技術を使って、沖縄の伝統楽器「三線」の魅力を感じてもらうとともに後世に繋いでいくプロジェクトが始まっています。
「リアルサウンドビューイング」と呼ばれるこのシステムは、三線奏者が演奏した音色を再現するヤマハの最新技術です。
実際に演奏された音源をデジタル化して楽器を介して伝えることにより、生演奏のような臨場感あふれる音色を感じることができます。
▽県三線製作事業共同組合仲嶺幹事務局長:
『蛇皮が揺れているので普通のスピーカーより生っぽい、楽器自体の音はこの三線自体がなっている。不思議な感じ。弦を擦る音とか、リアルに再現されている
▽ヤマハ安達万純主任:
『音や振動の情報をなるべくそのままとれるように、エンジニア側で工夫をして(演奏を)収録をします』『(収録したデータを)楽器本体に返して楽器の構造を使ってもう一度、空間内に(音を)放射する』
時間や場所に制約されず、いつでも演奏を楽しむことができ、著名な弾き手の音色をデータとして保存して未来に残すこともできます。
▽日本アイ・ビー・エム藤森慶太執行役員:
『三線は70%以上が海外産になってしまっている。作り手も弾き手も減っている現状、をどうやって三線沖縄というものを残していくために我々何ができるのかなと』
最新技術で「三線」の魅力を伝えて多くの人に知ってもらうことで、保存や継承につなげていくことが期待されています。
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