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「人生まだ7合目」敬老会で97歳がマジック披露

読谷村の古堅地区では4年ぶりに敬老会が行われ、御年97歳のマジシャンが華麗なマジックで多くの人を楽しませました。

読谷村の古堅地区で開かれた4年ぶりの敬老会。

旧暦8月8日を前に数え88歳の米寿「トーカチ」を祝いました。

▽トーカチを迎えた仲原清子さん
「ありがとう~!みんながお祝いしてくれて嬉しいさ」

▽トーカチを迎えた辺士名菊子さん
Q元気でいる秘訣は?「毎日ね、花壇に花を植えたり草を取ったり、道にね、毎日やっています!これが好きなのよ、。花を植えてね、楽しい」

地元の子どもたちが空手の演武や琉球舞踊を披露して長寿をお祝いする中、次にステージに上がったのは…

▽渡口彦信さん
「きょうは私の手品を皆様方にご披露したいと立っております」

この日マジシャンとして登壇したのは去年「カジマヤー」を迎え御年97歳になる渡口彦信さん。マジック歴は50年になります。

旅行先でマジックを見てすっかり虜になった渡口さんは自分で道具を揃え練習を重ねました。

▽渡口彦信さん(97)
「社長室でお昼時間、内鍵を閉めて鏡に向かって特訓しました。それから一つ一つできるようになったんで、あれから結局は50年ですね。皆さん喜んでいただけるのでやりがいがありますよ」

▽参加者は
「久しぶりに楽しく過ごしました」
Qマジックで何が一番驚きましたか「ハンカチ!」

Q楽しかったですか「はい!一緒に踊りたかったから」
Qマジックはどうでしたか?「マジック?グー!」

▽渡口彦信さん(97)
「(今日の出来栄えは)90点つけましょうね、ちょっと甘くね、97歳にしてはちょっと甘く」

沖縄戦の体験者である渡口さんは亡くなった方々を悼む慰霊祭を執り行うほか、歴史の語り部として講演したりと記憶の継承にも力を注いでいます。

▽渡口彦信さん(97)
「生きてこれまで長寿というのはありがたい。それをみんなに分け合わないといけない、分かち合うというか。人生120時代と言われていますので(僕は)まだ富士山の7合目ぐらいでしょ、あとは120歳まで登りたいという希望があります」

平和な日常があってこその長寿、お年寄りたちの笑顔は強く明るく輝いています。

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