公開日
沖縄の子牛価格下落 直近10年で最安値に 生産者ら支援求め集会開催へ
県内の子牛の平均価格が直近の10年間で最も下落したことがわかりました。
生産農家やJAおきなわは来週、経営支援を訴える大規模な集会を開く予定です。
今月、県内7か所の家畜市場でセリ落とされた子牛1頭あたりの平均価格は45万円あまりで去年の同じ月に比べ9万円あまり下落し直近10年間で最安値となりました。
コロナ禍以降飲食業界の需要が戻っていない事や去年から飼料価格の高騰が続き子牛を仕入れる県外の肥育農家の買い控えが主な要因です。
こうした窮状を訴えるためJAおきなわと生産農家は今月27日に糸満市で大規模な集会を開く事にしています。
▽JAおきなわ畜産部・島袋裕司さん
「昨年の(飼料)価格高騰に加えて今回セリ価格の下落、(子牛の)繁殖農家の経営が継続できない状況まで追い詰められているところを訴えていきたい」
集会は100人規模を予定していて国や県などの関係機関に緊急支援策を要請するということです。
あわせて読みたい記事