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棺のドライアイスで二酸化炭素中毒 死亡例も

葬儀の際、棺に入れられたドライアイスによる二酸化炭素で中毒を起こしたとみられる死亡事故が県内で起きていたことがわかりました。

消費者庁によりますと、葬儀場や自宅で棺に顔を入れた状態や棺の小窓を開けた側で意識を失っているのが見つかり、その後死亡が確認されたケースが2020年以降、沖縄を始め全国で3件起きています。

遺体の保冷を目的に棺に入れられたドライアイスが気化した二酸化炭素を吸い込み中毒を起こしたとみられます。

二酸化炭素は空気より重いため棺の中に充満しやすく、再現実験ではドライアイスを入れた20分後には棺の中の二酸化炭素の濃度がすぐに意識を失う危険がある30%を超えました。

周囲に人がいない中で故人にゆっくり別れを告げる時間を過ごしている時に事故が起きてしまったとみられることから、消費者庁などは故人に話しかける際などは棺の中に顔を入れないよう注意を呼びかけています。

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