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水道料金3割値上げ検討 沖縄県企業局 施設整備に電気料金高騰追い打ち
県内28市町村に水を供給する県企業局が、来年4月から水道用水の料金を3割程度値上げする方向で検討を進めている事が分かりました。
県企業局によりますと老朽化した施設の更新など施設整備にかかる建設工事費の高騰や、電気料金の上昇により供給先に水を送る費用も増加し、今年度は12億円の赤字に転じ、来年度以降も赤字が見込まれるということです。
水の安定供給に向けては、来年4月から3割程度の値上げが必要と説明していて、現行の1立方メートルあたりおよそ102円から132円となります。
水道用水の料金の改定となれば1993年以来となります。
水道料金は、各市町村で料金を決めていて県企業局から供給を受けている28の市町村が今後企業局の値上げ分を料金に反映させるか判断します。
県企業局は早ければ県議会11月定例会に料金改定にむけ条令を改正する議案を提出する見通しです。
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